幼稚園・認定こども園で働こう!
幼児教育を担う幼稚園・認定こども園での仕事について、この仕事に就くきっかけや、実際に働いてみて感じるやりがい、今後の夢などを聞いてみました。
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仕事をする上で大切にしていること
羔幼稚園は、雨が降った次の日には、沼と呼ばれるほど巨大な水たまりができます。中庭の水が流れてできた、子どもの膝下ほどの水深の沼は、人気の遊び場の一つです。子どもが怪我をしないように、汚れないようにと過度に環境を整備することより、子どもたちと一緒になって、裸足で泥に浸かってみることの方が、幼稚園教諭として大切ではないかと考えて、日々の保育にあたっています。まだ経験の少ない私ですが、できるだけ、子どもたちと同じ目線で、関わっていける保育者でありたいと思い、全力で仕事をしています。
先生になってよかったと感じるとき
普段、子どもたちが遊びを発展させていく時、口を出したくなる気持ちを堪えて、思いに寄り添って盛り上げていくように気をつけています。自分たちで試行錯誤して、発展させた遊びを楽しむ子どもたちは、生き生きとした表情を見せてくれるからです。
そして時には、保育者の予想の斜め上をいく広がりを見せることもあります。例えば、図鑑と見比べたり、顔を描いたりして遊ぶかな?と用意したどんぐり。子どもたちはまず中身が気になり、どうしたら割れるか夢中で試して、1日でほとんど“むきどんぐり”になりました。自分の固定概念を覆してくれる子どもたちのことを尊敬しているし、たくさんの驚きが得られるこの職業について良かったと感じます。園名:羔幼稚園
氏名:広瀬 唯花勤続年数:3年
出身養成校:青山学院女子短期大学 子ども学科 -
幼稚園教諭を目指したきっかけ
私が幼稚園教諭を目指したきっかけはやはり、自身が通っていたころの担任の先生に憧れを持っていたからです。人見知りだったこともあり、自分から声を掛けることは少なかったですが、当時の幼稚園の先生が気にかけて優しく話をしてくれたことをよく覚えています。その先生には年中年長と2年間お世話になり、今でも幼稚園の頃を思い出すと先生の言葉や笑顔を思い出します。私も子どもの話に耳を傾けられる人になりたいと思い、幼稚園教諭を目指しました。憧れの先生のようになれるように、また子どもからもお話をよく聞いてくれる先生だなと思ってもらえる存在になりたいです。
先生としてどのように成長したいのか
私は現在1年目で保育補助をしています。日中では様々なクラスを見させていただき、降園後は2号認定児の子どもたちと一緒に活動をしています。
私が勤めている園では年長児がマーチングを行います。私自身マーチングの経験がないため、他の先生たちに基礎から教えて頂きながら子どもたちと一緒に活動に取り組んでいます。最初はうまくリズムを叩けなかった子どもたちも個人練習や自宅で保護者に協力をしていただき、少しずつ叩けるようになりました。子どもや担任の先生とできるようになったことを喜び、そのことが子どもたちの自信に繋がっているように思います。子どもたちからたくさんのことを学び、共に成長していきたいです。園名:認定こども園 稲毛すみれ幼稚園
氏名:太田 彩勤続年数:1年
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幼稚園教諭を目指したきっかけ
私が幼稚園教諭を目指したきっかけは、私の人生のきっかけが幼稚園だったからです!私は幼稚園に入って初めて同年代の友だちと関わり、自分の思い通りにいかないことや、友だちとうまく関われなかったので幼稚園が大嫌いになりました。そんな私に懲りずに最後まで関わってくれたのが先生でした。先生が遊びに誘ってくれて私が友だちと遊びになじめたら先生は他のところを見に行き、自然と友だちと関われる環境を作ってくれるなどしてくれたので人見知りや、わがままが通じないことを少しずつ学び、性格が明るくなりました。私も、幼少期の大切な時期に関わることでその人の人生のきっかけになれたら素敵だなと思い幼稚園教諭になりました。
仕事をする上で大切にしていること
私が仕事をする上で大切にしていることは子どもよりも楽しむことです!子どもは先生の鏡とよく言われます。先生が楽しんでいなければ子どもたちも楽しめないと思うので、常に120%の元気でダンスやゲームなどを楽しんで行っています。その影響か、恥ずかしがり屋だった子どもも1年後にはダンスを人前で踊れるようになったり、私が今日はゲームをします!と言うと「イェーイ!」と喜んだりするようになりました。せっかくなら性格が暗いよりは明るい方がいい、何事もつまらないと思うよりは楽しいと思える方がいいと思うのでそう思えるような環境作りを心がけています。そのために子どもたちが楽しめるような制作のアイディアを常に考えています。
園名:千葉文化幼稚園
氏名:前島 芽実勤続年数:3年
出身養成校:千葉敬愛短期大学 -
園での生活
現在、私の幼稚園の食育活動には、子どもたちの普段の生活で体験することの少ない、味噌づくりや、コンニャクづくりなどがあります。また、自分で作った指人形で、指人形劇の発表会をしたり、陶芸粘土でお皿を作ったりします。
自然と触れ合う体験も大切にして、子どもたちは園内にあるたくさんの自然の中で、サクラやキンモクセイの花でままごとをしたり、小さなアカマンマやカタバミなど草花の名前を知ったり、アゲハチョウの幼虫を見つけて育てたりします。のびのびと自然に触れあって、毎日を過ごすことは、いろいろな事象に興味をもち、新たな発見や、初めてのことにも取り組む気持ちを育むことにつながるようです。
これからも、有意義な体験がさらに広がるように環境を設定して、子どもたちが新しい発見をしながら、毎日の生活をさらに豊かにしてくれればと、わくわくした気持ちで願っています。やりがいを感じる時
生後数年で集団生活を始める子どもたちは、幼稚園でたくさんの「はじめて」に遭遇します。先生、友だち、遊び、さまざまな環境とのかかわり、けんか、苦手なこと、いろいろな行事、経験、活動などがあります。これらの体験の中で「はじめて」に触れると、子どもたちにはさまざまな表情が見られます。思わず笑みをこぼしている子ども、不思議そうに眉間にしわを寄せたり、不安感に涙したりする子どももいます。子どもたちにとって、初めての登園や雲梯、鍵盤ハーモニカ、運動会の組体操など苦手と感じていることや、不安感、恐怖感のあることに取り組むことは勇気の必要なことです。
しかし、「大丈夫!」「一緒にやってみよう!」と声をかけたり、手を差し伸べたりすると、諦めずに何度も取り組もうとします。そして目標を達成したり成功したりしたときには、その子の力となれたことを強く感じて、「今までこの仕事を続けてきてよかった。」と心から思います。園名:弥生幼稚園
氏名:竹内 香菜勤続年数:5年
出身養成校:東京家政大学 -
先生になってよかったこと
幼稚園の先生になってよかったと感じる時は、子どもに「先生だいすき」と言われた時です。日々の成長を感じ、思わず吹き出してしまうような出来事がたくさんあり、笑顔でいられることが多いです。行事の時などは子どもの姿に感動し、感情豊かでいられます。子どもたちからのパワーをもらい、若々しくいられることも魅力の1つです。そして、春、夏、秋、冬休みがあり、プライベートも満喫でき、充実した日々を過ごせます。
園での様子
朝、登園する子どもたちはお弁当の時間まで好きな遊びをして過ごします。基本的に晴れの日はずっと外遊びで、裸足になって泥遊びをする子、友達を誘って鬼ごっこする子、虫を探す子、色水を作る子など、好きな遊びを思う存分に楽しんでいます。そんな子どもたちの様子をそばで見守り、より遊びが広がるように声を掛けながら保育をしています。
園名:市内幼稚園
氏名:O.M
幼稚園教諭・保育士・子育て支援員になるには
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幼稚園教諭になるまでの流れ
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子育て支援員になるまでの流れ
(幼稚園教諭免許取得者・保育士有資格者以外)